こんにちは。ママスキー編集部です。

 

いつかは夢のマイホームが欲しい!
一生に一度の買い物になるだろうから、家族にとって後悔のない家にしたい。

家族の間で一度は話す話題ではないでしょうか?

 

そんな中、ママスキーは「本物の木で建てる家づくりを広めたい」と活動する山田由理枝さん(以下、由理枝さん)と出会いました。

この記事では、そんな由理枝さん自身のこれまでをインタビューしながら「家づくりの際に考えて欲しい家族の幸せ」へのヒントをお届けできたらと思います。

株式会社山秀木材 ヤマヒデホーム

専務取締役 山田由理枝さん

由理枝さんは、富山県砺波市に本社を構える株式会社山秀木材 ヤマヒデホームの専務取締役。肩書だけを見れば、”偉い人”みたいな印象かもしれませんが、その人柄はとってもフレンドリーで、よく笑う優しい方♡

みんなから「由理枝さん、由理枝さん」と慕われています。

 

また、地元では「ヤマヒデホームの由理枝さん」という顔だけでなく、

  • 南砺市の移住定住部会の部会長として移住・定住希望者と空き家をマッチングするお手伝いをしたり
  • 婚活プロジェクトのお世話役としてお見合いをセッティングしたり

と、自社業以外でも幅広く活動されています。

 

 

設計図を書くのが好きな幼少期

ヤマヒデホームで設計士としても活躍していた由理枝さんですが、設計士に憧れたのは幼稚園の頃。間取りを書くのが好きな幼少期を過ごしたそうです(!!)。

 

しかし、就職する頃には親の薦めもあり、会計事務所に入社。

会計事務所で勤めながらも設計が好きな気持ちは変わらず、設計のコンテストに参加し、入賞するなどの実績も残しました。

 

そんな由理枝さんは25歳に結婚、翌年に出産。
2,500gの低体重児で、1歳を迎える前に子どもの喘息とアレルギーを発症しました。

「他の子よりも体も小さくて、弱くて、大変な子育てをしてきた」
と由理枝さんは当時を振り返ります。

 

働くきっかけをくれた義母の存在

出産当時、義母と同居していた由理枝さんは、義母の言う子育て論と、自分自身が知っているものは違うと感じ、義母から口を出されるたびに衝突していたそうです。

子育ての専門書通りの子育てを徹底していた由理枝さんは、子どもが3ヶ月になると専門書でみた「日光浴が大事」を真に受け、2月だというのに外で日光浴をしたことがありました。

 

結果、子どもは寒さで肺炎になってしまいました。

「あの時は、義母に強く叱られました。そのときに義母は、5人の子どもたちを育てた経験がある。その経験を信じて、子育てを頼ってみようと思ったんです。」

 

そのことをきっかけに、由理枝さんは外に出て働くことを決心しました。

外に出て働くことを応援してくれる義母のことも「もしかして、この人、凄くいい人なのでは?」と思えるようになったと言います。

義母と良い関係を築くために、由理枝さんはルールを決めたそうです。

  1. 家族だからこそ、言いたいことはお互いハッキリと言う。
  2. その代わり、どんなに喧嘩になろうと次の日には由理枝さんが謝る。
  3. ありがとうを1日10回は言う。ただ口に出すだけでもOK!

 

「私の場合は、これで義母と本当の家族になれたと思うんです。」
と、今は亡き義母を思い出し、由理枝さんは涙を浮かべながら話をしてくれました。

 

「家族が仲良く暮らすこと」が「本当に幸せなこと」であると気付いたと言います。

 

 

本物の木を使った自由設計の家づくり

義母の協力もあり、30歳で仕事を再開した由理枝さんは、夫が経営するヤマヒデホームの事務員と働き始めました。

今では「本物の木を使った自由設計の家づくり」という印象が強いヤマヒデホームですが、当時は他のハウスメーカーの下請けがメインの会社だったそうです。

 

幼少期から設計が好きだった由理枝さんは事務の仕事の傍ら、設計士さんの指導を受けながら設計に携わるようになります。

 

そうしているうちに芽生えた

《本物の木を使った自由設計の家づくりをしたい》

という想い。

 

取引先に提案したり、相談してみたところ「ヤマヒデホームには大工さんもいて、木材もあるんだから自分でやったらどうだ」と言われ、道が拓きました。

夫の快諾もあり、夢だった設計士を志し、40歳で設計士の資格を取得。

 

こうして、今のヤマヒデホームのスタイルである

《本物の木を使った自由設計の家づくり》

が始まりました。

 

家ではなく「暮らし」をつくる

本物の木を使った自由設計の家づくりを始めて20数年。
2023年現在で555軒の家づくりに携わり、富山県内で「化学的なものは使わない家づくり」の草分け役として事業を展開してきました。

 

たくさんの家づくりに携わる中で気づいたことがあるそうです。

「20年以上前に建てたおうちのお孫さんが、”お祖母ちゃんの家が好きだから建てて欲しい” と二代・三代に渡って建ててくれています。きっと、そのお孫さんにとって、家族で集うその家が笑顔で溢れていたんだろうなぁと想像できます。

家族・親族が仲良く過ごせることが、自分自身にとっての幸せに繋がるんです。」

 

そこに暮らす家族の幸せに寄り添う。
「家」ではなく「暮らし」をつくる。

 

《本物の木を使った自由設計の家づくり》が築き上げるのは「家」の先にある「暮らし」であり、暮らしとは「幸せ」が育まれる場所である。

 

 

由理枝さんへのインタビューを通して、家族が幸せに暮らすとは?について深く考えるきっかけをもらいました。

  • 家族が笑顔で過ごせること
  • 家族が健康であること
  • 会話や触れ合いに溢れていること

など、「どんな家を建てるか」というデザインや構造の前に、「どんな暮らしをしたいか」「どんな家族関係を育みたいか」を見つめることが理想の暮らしへの第一歩になるのだと思います。

 

これから家づくりを考える方、実家のリフォームを検討する方も、「どんな家を建てようかな」ではなく「どんな暮らしをしたいか」についてヤマヒデホームに相談してみてはいかがでしょうか?

 

 

▶本社
富山県砺波市鍋島129-3
TEL 0763-32-7077

▶金沢オフィス
石川県金沢市富樫3丁目1-35
TEL 076-242-5766

▶井波展示館「秀夢木楽館」
富山県南砺市山斐184-2
TEL 0763-82-0428