2018年8月19日(日)。
富山第一ホテルで「転勤家族と知事との意見交換会&ます寿司食べ比べ会」という珍し~いテーマのイベントが開催されました。

人口減少の現代、富山県はUターンの方はもちろんながら、県外からのIターン、Jターン、つまりは移住をしてくださる方が増えるよう「県づくり」をしているのです。
だからこそ、今回のこの会は転勤で今富山に住んでいる家族と、移住してきた家族から見た富山の魅力を再発見したり、課題を知ったりするための意見交流会、なわけです。

石井知事によると、県や市町村の移住相談窓口を通した県外からの移住者は年々増加し、一昨年は500名を超え、ついに昨年は700名を超えるほどに増加をしているそうです。

移住者の約7割は20~30代であることもあり、今回は子育て中のご家族を中心に意見をうかがうことになったのです。

 

目指すのは
「住みよい富山、暮らしやすい富山」

まずは自己紹介を兼ねながら、富山に住んでみて良かったこと、驚いたこと、そして不満に感じることを発表していただきました。

転勤家族を代表して5名の方が、移住家族は3名の方が意見を述べました。

富山の良いところとして挙がったのは

  • 食べ物がおいしい!(魚、米、野菜、水)
  • 子育て環境の良さ!(医療費無料、支援センターや児童館が充実している、公園がきれい)
  • 教育環境が整っている
  • 自然の豊かさ
  • 自然災害が少ない
  • 人の温かさ、優しさを感じる

などが多く挙がりました。
富山育ちのmamaskyドイもこれらには全て同感!他県で暮らした経験がないので比較ができないのですが、比較がなくとも富山に暮らしていて誇れる部分だと思っています。

 

逆に「不満」「改善してほしい」と感じる部分として

  • 商業施設が少ない(特にファッション系)
  • 新しいものを受け入れづらい雰囲気がある
  • 路面電車が通っていないエリアの公共交通機関が足りない
  • 富山駅前に観光スポットがないので他県からの友人を呼びづらい
  • 病児保育や学童保育がまだまだ足りない(特に富山市外)
  • 空き店舗の多さが気になる
  • 働き方の多様性が浸透していない(フリーランスなど)
  • 給与水準が低い
  • 関西方面へのアクセスが不便

などが挙がり、合わせて「富山駅前に近江町市場のような鮮魚の揃う市場があると嬉しい」「病児保育は市町村レベルでなく県全体で対応してほしい」「レガートスクエアは素晴らしい施設!対応年齢を拡げ、他のエリアにも作ってほしい」といった、具体的な要望も聞かれました。

 

一人一人の意見を聞き、石井知事からも中心市街地活性化に向けた再開発プロジェクトにさらに力を入れていきたい、映像やSNSを有効活用し、富山のPRに努めたいと意気込みを教えてくださいました。
また病児保育や学童保育に関しても数年前に比べれば改善しているものの、まだまだ足りていないという声は今回に限らず知事のもとへ意見が届いているそうで、今後も尽力する、と話されました。

ちなみに、富山県はH29年4月から30名以上の社員を雇用する企業に対し「子育てと仕事が両立できるよう」計画を策定することを義務付けることを条例で定めているそうです。病児保育や学童保育だけでなく、働く環境面での対応も急務ですね。

 

すぐに大きく変化することはなくとも、一歩一歩良い街になっていくといいなぁと感じました。

 

 

富山名物「ます寿し」の
食べ比べ会も同時開催!

この会では、富山の魅力の一つである「食」を体感いただこう、ということで「ます寿し食べ比べ」も開催されました。

始めに、ます寿しの歴史などの話を聞き、そのあとは切り分け方のレクチャーも披露されました。

 

今回は6種類のます寿しを食べ比べました!
それぞれの特長をまとめたチャートも配られていたので、皆さんチャートを見ながら、好みの品を見つけておられるようでしたよ♡

 

↓ちゃっかりmamaskyドイも頂いちゃいました★

 

用意されていたドリンクも富山発のものばかり!
ブラックサイダーを飲んだ男の子からは「辛い―!けどもう1回飲む~」と声が上がっていました。

 

ます寿しと一緒にランチ交流会へと突入していきましたが、ランチ時には各テーブルに石井知事が一つ一つ移動し、皆さんから生の声を聞いていました。

知事と同じテーブルで、食事をしながら話す機会なんて滅多にない機会!!!と緊張の様子の参加者さんも見受けられましたが、皆さん転勤・移住の中で感じる思いはたくさんあるようで、それぞれの思いを伝えている様子でした。

 

会の最後は集合写真で締めくくり♡
なんだか親戚一同が集まったようなアットホームな雰囲気でイベントの幕が下りました♡♡

今日の意見が、これからの富山へつながっていく。
住みやすい富山、暮らしやすい富山は、「誰か」が作るのではなく、「自分たち」で作り上げていくものだ、と強く感じる時間となりました。

さらに、富山と、転勤族や移住された方がつながれるように、チラシのようなツアーが開催されるようです。富山に来た転勤族の方にとっては、いろいろな知り合いが増え、富山をより知れるチャンス!!

このツアーは、転勤族を応援するwebマガジン「TENKIN NOTE」さんが企画をしています。転勤族のニーズを把握されている方々なので、心強いですね!今回の交流会にも、皆さんの想いを知るため参加されていましたよ。

ツアーは、10/1から参加受付開始なので、以下サイトでチェックを!!

富山県サイト「くらしたい国、富山」
TENKIN NOTE「転勤ノオト」 ~引っ越す人たちが支え合うwebマガジン~

ご参加いただいた皆様、貴重な時間をどうもありがとうございました♡
これからも富山LIFEを一緒に満喫していきましょう!