”超”高齢化社会と言われる昨今。当然、それに伴って介護業界への注目が高まっています。これから長く仕事に就きたい!けど、私に出来ることって・・・と悩むなら、一度介護の世界を覗いてみるのはどう?もしかしたら在宅介護の時代が本当にやってくるかもしれない。その時のためにも早めに介護について知っておきましょ。
 


取材先新たに「シゴトのススメ~介護編~」を進めていきますよー!
今回取材にお伺いしたのは「ありがとうホーム新庄」。同じありがとうホームとはいえ、ここにはここの特長があります。トップ画像は取材当日の様子。明るくて、笑顔に溢れていて、ほっこり癒される空間です。そんなこちらで子育てをしながら働く二人のママに突撃取材をしてきました。
 

―はじめに、ありがとうホーム新庄について教えてください。

「ありがとうホーム新庄は”小規模多機能型居宅介護”と分類される介護施設です。その特長は”通い”、”訪問介護”、”宿泊”を利用者さんの必要に応じて選択できるというもの。今日いる利用者さんのほとんどはデイサービスでの利用なので、昼間はこうして、ここへきて自由に過ごし、夕方になると自宅へと戻られます。宿泊を利用される方は、”今日は家の人がいないから”などと言った理由で気軽に宿泊を利用いただいてます。」

―そうなんですね。何となく今の雰囲気も介護というよりどこかのだんらん室かのような感じですよね。

「そうですね。そうかもしれません(笑)。皆さん楽しく過ごしていただいてて、お昼ごはんも私たち職員が中心となって準備をして、食べるときは私たち職員も混ざって一緒に食べるんですよ。だからなのか、職員と利用者という隔てもなく、楽しく過ごせるのかもしれません。私たち職員にとっては仕事なのですが、でも仕事ということを忘れさせられるくらいに毎日楽しいですね。」

―確かに!私はここへ来てまだ数分ですが、何となくその楽しい雰囲気が伝わります。ところで、お二人はどうして介護のお仕事を選ばれたんですか?

Tさん
「私は、約8年前に介護の仕事を始めました。今、子ども達が11歳と10歳なので、当時は子どももまだ小さかったのを覚えています。最初の頃は半日くらいのパート社員からのスタートでした。それから子ども達が小学校へ入るくらいの頃に正社員として、この施設へ転職して今に至ります。」

Yさん
「私は、丸4年くらいになります。子どもは高校1年と2年なので、もう大きいのですが、この業界に入ろうと思ったのは、”先を見据えて、ずっと長く働ける仕事に就きたい”と思ったからですね。当時は全くの異業種の仕事をしていましたが、この業界へ転職するために、仕事を辞めて3か月間集中して勉強して資格を取って、ちょうどこの施設がオープンするときに就職をしました。」

―えっ!?仕事を辞めて勉強したんですか?

Yさん
「そうなんです。今から思うとすごいことだったなと思いますが、当時は家族のためにもという思いも背中を押してくれて覚悟を決めて勉強に励みました。今から思い返しても、この選択は正しかったなと思います。他の施設は分かりませんが、ありがとうホームは福利厚生や休日もしっかりしてますし、母体がミタホームということもあって、安心・安定した働きができてますね。」

―そうは言っても、やはり介護の仕事。「きつい」「つらい」ことはないんですか?

Tさん
「どうだろう・・・。もちろん体力を使うところはありますが、でもそれも大したほどじゃないですね。慣れたからかなぁ。どれも慣れてしまっているので、そう聞かれると、きついとかつらいということってパッと思いつかないですね。Yさんはどうですか?」

Yさん
「そうですね、きついこと・・・つらいこと・・・。あるかなぁ。最初はやっぱり慣れないこととか思うようにいかないこともあるので大変かもしれません。例えば、お食事の時には薬のこととかあるので、その辺を覚えるのは大変でしたね。責任重大ですから。でもその辺も周りの職員でサポートしあっているからホントに一時的なものですね。あとは、利用者さん一人ひとりに合わせたコミュニケーションの取り方ですかね。これも慣れでしかないのですが、人間ですから、皆さん感情の起伏があるんですよね。いつもは仲良くお話できていたのに、ある日突然ご機嫌斜めな様子で何を言ってもダメなときもあったりするんです。でもそんな時はチームワーク力を発揮して、私がダメなら、Tさんが対応してみたり、他の誰かが対応してみたり。意外にそんなことだけでその辺もクリアできたりします。私たちチームワーク、すっごいいいんですよ(笑)。」

―やはり仕事にはチームワーク力は欠かせませんね。勉強になります。ちなみにホームページを拝見していたらヨガとかもされてるんですよね?

Tさん
「そうなんです。毎週ではありませんが、ヨガをしたり、レクリエーションもよくしています。お誕生日会やお花見、流しそうめんなんかをしたこともありました。」

―それは楽しそうですね!次回はそのどれかのレクリエーション時にお邪魔させてください。

「ぜひぜひ、お越しください♪」


今回の取材先は「ありがとうホーム新庄」さま 
通いを中心として、訪問・宿泊の3つを組み合わせるサービスの拠点となる「ありがとうホーム新庄」は、『利用者さんとその家族を第一に考えるホームであること』のコンセプトで設計されています。全館バリアフリーはもちろんのこと、リビング・浴室・個室・トイレに至るまで細かい配慮が行き届いた木造平屋造りの施設です。