おしゃべりが上手な3歳の息子。
最近は言い訳したり、大人に意見したりすることが増え、ついイラっとしてしまうことがあります。
でも、口が達者だからこそ言われて嬉しかったり、驚かされたりしたこともたくさん♡今回は、そんな息子に言われて嬉しかったことを、エピソードを交えて3つご紹介します。
寝る前の定番、「大好きだよ、おやすみ」

我が家の寝かしつけ担当はパパです。
いつもパパと息子と一緒に寝室に行き、「おやすみ」と伝えて私はリビングに戻ります。いつからか、寝る前の息子と私のルーティンができました。
それは、息子がママにぎゅーっと抱きつき、よしよし、と撫で、ちゅーをして、「大好きだよ、おやすみ」と言ってくれること。
息子はベッドの上に立っているので、高さ的に撫でてくれるのも、ちゅーをしてくれるのも胸のあたりですが(笑)、それもまたかわいいです。
寝る直前に私が怒ってしまい、このルーティンをせずに寝室を出ようとすると、息子から催促されるほど二人の定番になりました。
一日の終わりに「大好き」と伝え合うと、イライラしていても気持ちがリセットされ、今日も元気でいてくれたんだからそれでいい、と初心に帰ったような気持ちになります。
私自身、両親から「大好き」などの言葉やハグといった、直接的な愛情表現をあまりされずに育ってきました。
長女の私は「お姉ちゃんなんだから」と言われることが多く、手のかかる弟ばかりかわいがられていたように思います。一人遊びが好きだったこともあり、両親は「一人でも大丈夫だろう」と思っていたそうです。
子どもの頃に寂しい思いをしていた経験から、自分の子どもには思いっきり愛情表現をしよう、と決めていました。
私が常に「大好き」「かわいいね」と伝えていると、息子もたくさん伝えてくれるようになりました。息子が嫌がるようになるまで、このルーティンを続けていきたいです。
気分はヒーロー!「ママを守る」

息子は戦隊モノや仮面ライダー、ウルトラマンが大好きです。
YouTubeでは最新の作品だけでなく、過去の作品も観られるので、博士のようになっています。欲しがるおもちゃも変身ベルトや武器ばかり。ブロック遊びをすれば、自然と銃や剣をつくるほどです。
戦いごっこをしたがらない私に、「ママは女の子で弱いから、戦えないんだよ」とパパが説明するようになりました。
すると、先日パパと息子が一緒にお風呂に入っていた際に、「ママはよわよわだから、〇〇くんがママを守るの」と言っていたそうです。
パパは思わず、涙が出そうになったとのこと。
戦隊モノを観ていても、怖い敵のシーンになると走って逃げてきたり、目を隠したりする息子が、「ママを守る」と言ってくれていたなんて…!
直接言われて嬉しい言葉もたくさんありますが、間接的に聞くと本音が聞けたようで、とても嬉しかったです。
パパと息子、男同士でそんな会話をしているのも微笑ましく、幸せな気持ちになりました。
常日頃からパパが、「ママは女の子だから優しくするんだよ」「パパはいいけど、キックとかはしちゃダメなんだよ」と言ってくれていたので、そのような言葉が出たのかもしれません。
「男の子だから」「女の子だから」という言葉はあまり言わないようにしていますが、人に優しく、強い男の子に育ってくれるといいな、と思います。
行き渋ることもあるのに…
「保育園一緒に行ってくれてありがとう」

2歳から認可外保育園に行き、3歳になったこの春からは認可保育園に転園した息子。
前の保育園と比べると、クラスの人数は4倍ほどになり、年中さんや年長さんなど、自分より大きなお友達が増えました。
前の保育園では全くと言っていいほど行き渋ることがありませんでしたが、まだ慣れていないからか、行き渋ることがあります。
保育園の玄関でなかなか靴を脱がず、一人で教室に行く子がほとんどの中、私と一緒じゃないと教室に行こうとしません。
教室に着いてからも、必死に私の足につかまり、仕事に行くのを阻止しようとします。
先生や本人から聞く話だと、少しずつ園の生活にも慣れ、楽しんでいるようですが、朝はどうしても時間がかかってしまいます。
私も朝はバタバタしているので、「どうして毎朝私が送っていかないといけないの」と思うこともありました。
そんなある日、保育園の帰り道を二人で歩いていると、息子から出た言葉は「今日も保育園一緒に行ってくれてありがとう」でした。
大人でも転職など、環境が変わると緊張するし、仕事に行きたくない日もたくさんあります。まだ3歳の息子が一生懸命新しい環境に馴染もうとしていて、「ありがとう」と言ってくれたことに感動しました。
ただ「ありがとう」でももちろん嬉しいですが、「〇〇してくれてありがとう」という言い方はとても大事だな、と息子から学びました。
私もなるべく、そう言うようにしています。
息子の言葉で、今日もママは頑張れる!

初めて「ママ」と呼んでくれた時はあんなに嬉しかったのに、いつしか呼ばれることが当たり前になり、時には面倒に感じてしまう。
戦隊モノの話を一生懸命されると、つい適当に聞いてしまったり、言い訳されると、つい怒ってしまったりする。
しかし、私が今日も仕事や家事、育児を頑張れるのは、間違いなく息子の存在と言葉が原動力になっています。
私も息子にとって、そんな存在でありたいです。
今日はいつもより少し、お子さんの言葉に耳を傾けてみませんか?
「子どものいる暮らしの幸せをともに」シリーズは、ママスキーが主催する大型ファミリーイベント「ママスキーパーティ」の10回目の開催を記念して公開しております。
子育てに楽なことはほとんどないけれど、これまで経験したことのないような幸せと愛を私たちにもたらせてくれます。
子どものいる暮らしの幸せを、みんなで共有することで、子育てのイメージそのものがポジティブでより良いものに繋がることを願っています。