こんにちは。mamaskyのドイです。

今日はちょっと真面目な話を・・・。
(いつも真面目ですよw)

 

先日、男性版の産休制度も含む改正育児・介護休業法などが衆院本会議で可決され、新たに成立しました。

 


お?これで男性の育休取得が
スタンダードになっていくかも!!

と大きな一歩を感じたわけですが、そんな私は、数年前まで「パパが育休!?いやいや、休まなくていいから働いて稼いできてよ」と思っていました。

けど、それから月日が経ち、ママの産後ケアには身体的なものだけでなく、メンタル面でも必要であること、産後のママの睡眠時間がどれくらい重要性等を学び、今では「男性が育休とる」のが当たり前であって欲しい―、と心から願っている一人です。

 

ということで、今回は「男性版産休制度」についてご紹介していきたいと思います。

 

  1. そもそもみんなはどう思ってる?
    パパの育休に関するリアルボイス
  2. 男性版産休制度ってどんな制度?
  3. 男性版産休制度 VS パパ休暇制度
  4. 男性版産休のメリット

 

 

そもそもみんなはどう思ってる?
パパの育休に関するリアルボイス

男性版産休制度について詳しくご説明する前に、実際皆さんはどのように考えているのかアンケートをとってみたので、その結果をご紹介したいと思います。
 

アンケートは2021年6月14日~20日までの期間にmamaskyを見ているママを対象に集計させていただきました。アンケートテーマは、

「パパの育休制度」について/

そもそも、ママは「男性育休」を求めているのか否か。
取得してほしくない、という声もあるものの大半は取得を望むとのこと。以前、男性育休の取得により、余計に食事などの家事負担が増えた…というママの声がニュースになっていたこともあり、育休の必要性と男性の家事参加の推進は同時に進めていくべき問題だなぁと痛感しています。

 

では育休の期間についてはどうでしょうか

こちらは圧倒的に1か月程度を望む声が多いわけですが、次いで、3か月・1週間と声が続きます。子育ては十人十色。夜泣きが大変な時期もあれば、離乳食を始めるタイミングが大変な場合もあるし、私の場合は生後4か月ごろにあった黄昏泣き(夕方になると何故か泣きだす)にかなり悩まされました…。

実際はどの期間に取得してほしいものなのなのでしょうか。

この結果を見てみると産前産後~産後3ヶ月の期間が大半だということが分かります。
産後間もないころは、ママの体と心に抱える負担も大きいので、本当に!本当に!!パパの支えが必須だと思うのです。

 

では、次からは本題に入りたいと思います!!
今回、専門家の声を…と思い、いつもお世話になっているママで社会保険労務士である「渋谷恵美」さんにお話し伺いました。

 

 

男性版産休制度ってどんな制度?

こんにちは。社会保険労務士の渋谷恵美です。
今日は「男性版産休制度」について説明していきたいと思います。

男性版産休制度…、一般には【出生時育児休業制度】と呼ばれています。
パパ限定で、子どもが生まれた後「8週間以内」に「最大4週間」まで休業の取得ができる制度。ママの産後休業の期間にあわせて取ることが想定できることから「男性版産休制度」とも呼ばれているんです!

 

これを見て勘のいいママは

\あれ、これってパパ休暇制度?/
と思われたかもしれません。

 

 

そうなんです!!

現在もパパ限定で、子どもが生まれた後8週間以内に育児休業とは別に取得できる「パパ休暇制度」というものがあるんです。

では次に「男性版産休制度」と「パパ休暇制度」の違いについて見ていきましょう。

 

 

男性版産休制度 VS パパ休暇制度

「育児休業を取りたい」という会社への申し出ですが、期限を過ぎた場合は会社の方でその開始日を指定することができます。

現行のパパ休暇制度も、育児休業制度も、休業の1ヶ月前までが申請期限となっていますが、これではぎりぎりになって育児休業の取得を決めた場合などでは、その希望日に育児休業が開始できないということもあり得ます。

 

今回の男性版産休制度では、この申し出期限を2週間まで短くし、より希望に沿った休業の取得・開始がしやすくなっています。

また分割取得も可!!

1度復帰しても、必要に応じて再度休業を取得する、なんてこともできますよね!

そして、表には書いておりませんが、男性版産休制度では会社と労働者の間で取り決めを行った上で休業中に就業することも可能となるんです!
(就業できる時間等の上限は設けられる予定です。)

 

休業しているのに働けるっていうのは大きい。
それであればパパも男性版産休が取りやすくなるように思います。

 

ちなみに、男性版産休制度が創設されたことで、パパ休暇制度はなくなります。
お気を付けくださいね!

 

新制度の開始日はまだ正式には決まっていませんが、遅くても【2022年12月頃までには開始される予定】となっています。

今後の動向に注目ですね。

 

 

男性版産休のメリット

パパもママと一緒に子育てに参加できる。
そして育児を不安に思うママを支えてあげられる。

これが1番のメリットかと思います。

 

特に初産ママは今後の育児に不安もいっぱい。

その上、産後はホルモンバランスが崩れてしまって体調不調になりやすいし、赤ちゃんは寝てくれなくて毎日が睡眠不足。

…結果、どんどんママの精神も不安定になっていってしまうんです。

 

こんな時にパパも仕事が休みだったらどうでしょう?

 

育児が辛くなっても隣で支えてくれたら、すごく安心できますよね。
一緒に喜びも辛さも分かち合える相手がいてくれるってすごく大きいと思います。

 

制度を活用して、楽しく子育てしていきましょう!

 

 

■渋谷恵美氏 プロフィール

2児のママ。社会保険労務士。
働くことのプロとして、企業の労務管理のサポート、相談、指導、アドバイス等を行っています。その傍ら、働くママに向けて知って得する情報をInstagramにて配信中。

Instagram @workingmom_my