こんにちは★
ほいくREVOプロジェクトリーダーのママスキー・マイです!
家庭の事情で大好きな保育士の仕事を諦めなくてもよい社会を実現するために、立ち上げたこのプロジェクト。
このページでは「令和版:保育士トレンドNOTE」と題して、
●先輩保育士ママに訊く育児との両立術
●働きやすい環境を整える園のご紹介
●保育士として働きやすい仕組みや自治体の制度
など、様々な視点でコラムを掲載していきます。
こんな記事が読みたい!こんな内容が知りたいなどありましたら、お気軽に連絡くださいね♪
今回は、
保育士さんたちの働きやすい環境を整えるため、いち早くこのプロジェクトの肝となる
「ちょこっとほいく!」を取り入れられた
金沢市・あけぼのこども園にお伺いし、園長先生にインタビューをさせていただきました!
★★ 目次 ★★
【お話を伺った方】
あけぼのこども園
園長/北川 まゆみ先生
1人1人の個性を大切に。
ハード面だけでなく、保育環境も大切に。
子どもたちが主体的に遊べる園づくりを目指して、日々尽力されています。
<ママスキー・マイ>
保育士さんたちの業務負担を軽減するために、保育園で工夫されていることはありますか?
<北川先生>
とにかく仕事の分業に力を入れています。最近では、ICTの力を活用して保育士の負担を減らせるよう日々努力しています。
ICT!最近様々な企業で活用が進んでいますよね。
どのように使われているんですか?
例えば、エントランスに設置されたタブレットで登園記録を取ったり、アプリを使っておたより配信や欠席連絡等も行っています。どちらも保育士の時間が取られていた業務だったので大変助かっています。
ICTの力を活用すると時間削減だけでなく、記録としてもきちんとデータ化されて残るので、メリットは多いですよね!
今後は連絡帳と保育日誌の一元化も目指していきたいのですが、先生からの手書きの連絡帳の温かみもあるので。まだまだ検証中です。
確かに、時間がかかっても保育園にとって大切にしたい箇所は残していきたいですよね。
分業のために他にはどんなことをされていますか?
保育スタッフの人数を多めに配置しています。
1日単位で働いてくれる保育士を募集できる「ちょこっとほいく!」のシステムを活用して、配置人数が多く必要な未満児クラスの保育補助に入っていただいたり、早番や遅番のフォローをしていただいたりしていて、とても助かっています。
保育士さんの人数が多いと、預ける保護者の方も安心ですよね!
他にも、看護師スタッフを園内に配置し、体調不良のお子さんがいた際にもすぐに対応できるようにしています。また、看護師は0・1歳児クラスを担当することもできるので、通常は赤ちゃんクラスのフォローにも入ってもらっています。
看護師さんが保育園にいらっしゃるんですね!保護者だけでなく、保育士さんたちにとっても安心感が増しますね!
また、園内の掃除は外部業者に委託しているので、保育士は保育に関わる仕事に専念できています。他にも、布おもちゃやごっこ遊びの衣装などの遊具を、オーダーメイドで外注することもあるんですよ。
確かに、市販のおもちゃ「ここがもっとこうだったらいいのにー!」と思うことってあります!先生たちがイチから作るとなると時間がどれだけあっても足りないですよね…。
スタッフの人数に余裕があると、残業や持ち帰りの仕事もなくなるだけでなく、当番の回数が減って自分の仕事に専念できたり、研修に参加する機会が増えたりと、園に通う子どもたちのために使える時間が増やせるので、これからも続けていきたいと思っています。
△2年前に改装したばかりの園舎。以前より空間を広く使えるようになったので、片付けや配置のし直しなどの業務も削減できるように。また、継続して遊べる場所があることで、保育がしやすい環境になっているそう。
仕事の分業を行うにあたって画期的な仕組みである「ちょこっとほいく!」のシステムですが、実際に導入・活用してみた感想を教えてください!
最初は、園で働く保育士が減っていく中で「採用のきっかけになれば…」という想いで導入を決めました。
最初は、どんなスタッフさんが来られるのかドキドキですよね!保育スタッフさんの働きはいかがでしたか?
実際に入ってくださった保育士さんは、即戦力になる方が多く、子どもへの対応もバッチリだったので、仕事の手順を伝えるとすぐに対応してくれました。1度入ってくれた方がリピートで何度も来てくれることも多いです。子どもたちも顔を覚えてくれるので、コミュニケーションも円滑に進み、本当に助かっています。
リピートで入っていただけるということは、あけぼのこども園さんが働きやすい環境だったということですね♡
そう思っていただけたのなら嬉しいです。
本来は正規職員が多くないと回らなかった時間帯もあったのですが、今ではうまく分業でき、保育士の負担が軽減していると感じています。
「ちょこっとほいく!」の使い勝手はいかがですか?
パソコンを使って好きなタイミングで自由に求人募集を出すことができるのも便利ですし、アプリ内で申し込み~給与振り込み等の手続きも完結するので、手間も少なく助かっています。今では毎日「ちょこっとほいく!」内で求人を出しています。
入ってくれた日は、正規職員の【自分の仕事ができる時間】が増えるので、結果、残業や持ち帰り仕事の削減につながり喜ばれています。
△あけぼのこども園・午睡時間の様子
実際に保育士の採用に繋がった事例はありますか?
はい、あります!
毎回、直接採用に繋がるかもと期待をしているので「ちょこっとほいく!」で来ていただいた保育士さんとは、必ず「今後の働き方の希望」や「家庭の状況」などをお伺いするようにしています。何度か入っていただいた後に、直接雇用を希望されるのか、このまま短期で働きたいのかなどをお話します。
とても丁寧にコミュニケーションを取られているんですね!「ちょこっとほいく!」利用者さんは、今後の働き方に悩んでいる方も多いと思うので心強いと思います。
登園で働いた実績がある方を採用できることは、即戦力になりますし、保育園にとってもメリットは多いと感じます。
引き続き「ちょこっとほいく!」を使った働き方を希望される方には、その方の予定を確認し、決め打ちで求人を出すこともあります(笑)。
△「ちょこっとほいく!」アプリ内にあるカレンダーで、募集している求人内容を一覧で見ることができます。
保育士不足が加速する中、その問題を少しでも解決に導けるよう、私たちが運営しているほいくREVOプロジェクトでは「保育士を憧れの職業に」をテーマに様々な活動を行っています。
プロジェクトに対する想いやご意見をいただけますか?
もっと【保育】について語り合える時間が持てたらいいなと思います。みなさん日々の業務に追われて、子どもたちのために何をしてあげたいか、何ができるか等考える時間を取ることが難しいこともあります。その時間を確保するためにも分業はこれからも進めていきたいと考えています。
以前プロジェクトで集めたアンケート内でも「もっと保育について語りたい!」というご意見たくさんいただいていました!
あけぼのこども園さんでは、語り合いができる取り組みをされていますか?
あけぼのこども園では、同じ園の保育者同士の話合いの場だけでなく、他の保育園との交流も大切だと考えているので、近隣の保育園と協力しながら「交流保育」を行っています。
交流保育!
どんなことをされているんですか?
同じ年齢の子どもたちを担任する保育者同士で、保育の様子を見学し合い、悩みやアイデアを共有できる機会を設けています。保育者にとっても学びが多い時間なので、多くの園に広まってほしいです。
日誌などの記録だけでなく、保育者同士が気軽に話せる場がもっと増えることを願っています。
それは素敵な活動ですね!他の保育園の活動内容を見ることで、保育士さんたちのモチベーションも上がりそうですね。保育について語れる場所作りを増やせるよう、私たちも頑張りたいと思います!!
北川先生、お忙しいところインタビューさせていただきありがとうございました!
「あけぼのこども園」のように、通常業務の中で少しでも分業ができると、保育士さんたちにもゆとりが生まれ、持ち帰りの仕事や残業が減りますよね♪
保育園ごとに業務内容は異なる部分もあるかもしれませんが、切り分けることができるお仕事はぜひ「ちょこっとほいく!」を活用して任せてみてはいかがでしょうか?
ちょこっとほいく!の活用にご興味のある保育園の先生がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にエンパワー・サポートさんまでご相談くださいね!
【あけぼのこども園】
幼保連携型認定こども園
住所/金沢市戸水1丁目18番地
TEL/076-237-7036
利用定員/115名
1号認定…10名
2号認定…60名
3号認定…35名(満1歳以上満3歳未満)
3号認定…10名(満1歳未満)
お電話でのお問い合わせ
076-231-3977「ちょこっとほいく」お問い合わせ
https://ensapo.co.jp/works/