こんにちは!
ハンデっこママコラム隊のエリカです!
前回は宿泊先のホテルや、ディズニーランドで受けられたサービス面にスポットを当てた内容でした。今回は、ムスメとはじめてアトラクションに挑戦した時のことを書いていきます。
▷前回の記事はコチラから。
ムスメと行きたかった
あのアトラクションへ!
私がムスメと行きたかったアトラクション…
それは「イッツ・ア・スモールワールド」でした☆
ムスメは生まれつき、高度の難聴があり、補聴器を着けています。それでも、どのくらい音がクリアに聴こえているのかは分かりません。ちなみに、視力もどのくらい鮮明に見えているのかも分かりません。でも、日常で関わっていると、私のことをじっと見たり、光に興味があったり、眩しそうにしたり、大きな音がすると目をパチっと開けたり、キラキラ〜っという音でニコニコ笑ったりもするので、きっと私の想像以上に色んなことが分かっているのだと思っています。
そんなムスメには、ゆっくり色んな景色を見ることができて、楽しい音楽も聴こえてきて…なこのアトラクションがピッタリだと思いました!
乗り物によっては、一人で座ることができないとダメだとか、色々と規制されているものもありますが、このアトラクションは介助者が抱っこで座ることができればOKでした。他の小さなお子さま達と一緒ですね♪
この日、ハロウィンイベント期間の最後の土曜日だったこともあってパーク内は大混雑。イッツ・ア・スモールワールドにも行列が…。
そこで役に立ったのが、ゲストアシスタンスカード(※注)でした。
(※注 現在このサービスは終了し、ディスアビリティアクセスサービスならびに合流利用サービスへ変更となっています。詳しくは私の前回の記事、または東京ディズニーランドリゾートの公式サイトをご覧ください。)
このサービスを利用することで、アトラクションの待ち時間を列に並ばずに別の場所で待機することができたので、私たち家族はムスメとともにゆったりと過ごすことができました。
約束の時間になり、イッツ・ア・スモールワールドへ。キャストに声をかけると、入口からでなく、出口から逆走する形で中へ案内されました。フロートに乗るギリギリまでベビーカーで移動し、パパがムスメを抱っこして乗り込みました。ベビーカーはキャストが邪魔にならない場所まで移動してくれました。念のため、吸引器と呼吸を止めてしまった場合に呼吸を補助する医療用マスクなど最低限必要な物も持ち込みました。
╲そして、いざ出発!/
お馴染みの『小さな世界』のメロディーが流れる中、沢山のキャラクターやさまざまなコスチュームのお人形さんが次々に現れます。キラキラ光ったり、色んな仕掛けが動いたり…まさに夢の世界☆
気になるムスメの反応は…
爆笑ーーー!!!
それを見て家族みんなが笑顔に♡
私はというと、ムスメがちゃんと音や光を感じ取って楽しんでいるということが分かり、感激してウルウルしてしまいました。
(さすがに、ずっと爆笑が続くことはなく、途中からスン…とした顔に戻りました。笑)
終点に到着すると、キャストがベビーカーを横付けして待っていてくれました。終始、笑顔で親切に対応して下さって感謝でした。ムスメのようなハンデっ子が来ることも珍しくはないのか、特に戸惑ったりされることはありませんでした。
16時から入園していたこともあり、外に出ると、すでにあたりは真っ暗!
本当はグリーティングなど、キャラクターと一緒に写真撮影したいなぁと思っていたのですが、さすがのハロウィンシーズンで大混雑…
「早くても20時過ぎの案内になる」
とのことで、気温も下がってきていたし、ムスメの体調を考えて諦めることにしました。
続いてのお楽しみパレードへ
イッツ・ア・スモールワールドの次に楽しみにしていたのは、「エレクトリカルパレード・ドリームライツ」でした。これも大音量のディズニーミュージックが流れる中、LEDライトでギラギラのフロート、たくさんの可愛いキャラクターが登場するので、私自身も子どもの頃から大好きでした♡
これだけムスメが好きそうな要素が詰まっているので、さぞかし楽しんでもらえるだろうと母はウズウズしていました。
近くにいたキャストに車椅子専用エリアまで案内していただき、そのエリアが空いていたためか、家族そろって鑑賞できることになりました。
もうすぐ始まるね〜と話しながら待っていると…
“ん?ムスメさん…寝てる?”
みんなで「おーい!起きて〜?」と声をかけたり、軽く揺すってみても全く反応ナシ。。
さすがに、あの爆音とギラギラの光が近づいてきたら起きるだろうと思っていましたが、ムスメは大物っぷりを発揮して最後まで爆睡していました…!!
“朝早くから初めてづくしの旅だったもん、疲れたよね。”
今回は超弾丸ディズニーだったので、ゆっくりレストランでご飯を食べたり(ムスメはお鼻のチューブからの注入です)、ショーを鑑賞したり、キャラクターと写真を撮ったりは出来ませんでしたが、ハンデっこのムスメも一緒に楽しむことができると分かったし、次に訪れる時にはもっと余裕を持って計画しようと思います♪
ホテルへの帰り道
パレードを鑑賞した後は、またシャトルバスに乗ってホテルへと戻りました。
行きと違い、帰りは満席でなかなかリフトつきのバスに乗ることができず、何台も見送りました…。
すると、見かねたバスの運転手さんが、ムスメが乗ったままのベビーカーを半分持ってくださり、普通のバスのステップから一緒に乗せていただくことができました。今回はムスメがまだ小さな子どもで、ベビーカーだったこともあり、それが可能だったのだと思います。
正直に言うと、旅行に限らず、ムスメを連れて出かける時は、常にまわりに迷惑をかけていないかを気にして遠慮がちになってしまう自分がいます。
手荷物が人よりも多く、場所をとってしまうので、嫌な顔をされたらどうしよう…と、今回の旅で初めての新幹線やバスを利用するのもドキドキでした。
もちろん、公共の乗り物や施設などは、みんなが気持ちよく利用できるように、ルールやマナーを守るなどお互いに配慮が必要だと思います。しかし、時には特別な配慮が必要な場合もあるので、お互い柔軟に対応していけたらいいなと思います。
今回はバスの運転手さんに助けられ、感謝でした☆
今回はここまでになります。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
富山のインクルーシブ子育て応援 Kanon.
インスタグラム @kanon.2020.10