ママスキーありつか/
「ウチの子、永久歯がなかなか生えてこなくて心配…」
というママの声を聞きました。
最近そういう相談も多いんですか?
歯科衛生士 池原さん/
実はそうなんです。
医院でも「自力で永久歯に生え変わらない」
というお子さんの相談が増えてきています。
今回は、その原因や改善法についてお伝えしますね!
自力で永久歯が生えてこない!
その原因は?
歯は一般的に6歳前後から12歳頃にかけて、乳歯から永久歯への生え代わりが進み、大人のアゴの大きさと筋肉の強さに適したものに生まれ変わります。
しかし、いつまで経っても永久歯が生えてこない…そんなケースが増えてきています。
原因のひとつは、過去のコラムでもご紹介しましたが、近年、10人に1人の割合で永久歯が生えてこない子どもが見受けられます。これは「先天性欠如」といって、生まれつき永久歯が足りていない状態です。
これとは別に、永久歯がスタンバイしているにも関わらず上手く生えてこないケースもあります。
それは、顎の骨が十分成長していないため、永久歯は本来の場所である乳歯の下でスタンバイすることが出来ず、別の場所から生えてくるのです。
どうして骨の成長が足りていないの?
先天性欠如は別として、乳歯が抜けずに永久歯がうまく生えてこない原因はいくつか考えられます。
例えば、お子さんはこんなクセがありませんか??
- スマホやタブレットを頬杖を突きながら見ている
- 食事中の姿勢が悪い
- あまり噛まずに食べる
- よくうつ伏せで寝ている
- 猫背になりやすい
…など、この他にも普段の日常生活で注意すべきポイントはたくさんあります。
こうしてみると、「咀嚼(そしゃく)」や「姿勢」が関係していると思いませんか??
ぜひお子さんの“クセ”がないか、注目してあげてください。
もしかするとその“クセ”が、お子さんの骨の成長を妨げている原因かもしれません!
良い歯並びを自然に作るための
『3つのタイミングとチェックポイント』
乳歯から永久歯への生え変わりについて、
- 顎の骨の成長が関係していること
- 日常生活における”咀嚼や姿勢のクセ”が原因かもしれないということ
がわかりました。
「うちの子、もしかして…⁉」と心配になった方もいるかと思いますが、今からでも遅くありません!
良い歯並びを自然に作るためには、『3つのタイミングとチェックポイント』があるといわれています。以下にまとめましたので、ぜひチェックしてみてください♪
年齢
ぜひ実践してほしいこと
・確認すること
①0歳~2歳ごろまで
- 正しい捕食(前歯でかじりとる、など)
- うつぶせ寝をやめる
- 四つん這いや歩行をたっぷりする
- おしゃぶりを与える(指しゃぶりもOK)
②3歳~5歳ごろまで
- 姿勢を正し、くちびるを閉じた状態で30回は噛むこと
- 鼻呼吸をすること
- 指しゃぶり・おしゃぶりの使用を中止すること
- 乳歯の前歯の隙間が出来ているか確認すること
③小学生ごろ
- 口呼吸をしていれば、鼻呼吸に治すこと
- うつぶせ寝や頬杖・アゴ杖をしない
- 集中したときに猫背になっていないか確認
- 早食いが習慣化しやすいので、よく噛む努力をする
- 片側噛みなどの悪癖がついていないか確認
それぞれの発育段階でチェックするポイントがあるんですね!
今からでも間に合いそう♪
早速我が子の状態をチェック~♡
歯の状態に少しでも疑問を感じたら、早めに歯医者さんに相談してみましょう!
早ければ早いほど、改善策があるかもしれませんよ★
いかがでしたか?
まずは、子どもの歯の現状を知ることが大切です。
お近くの歯医者さんで相談してみてくださいね。
※各歯科医院によって見解が異なる場合がございます。
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ここなら子どもたちも歯医者さんが好きになりそう♡