ママスキーの本社がある富山県内でも待機児童が増加していると耳にするようになったのは、ここ数年のこと。
いわゆる保活を始めて「富山は余裕でしょ」と思っていたら、まさかの全て撃沈。
そんな話も珍しくなくなってきました。
そんな中、短い時間で情報集めまくって無事に保育園に入れた富山市内のカナさん(仮称)に話しを伺いました。
※当記事は2017年の取材内容を再掲示しております。
《取材先profile》
カナさん(30代)
富山県富山市在住。
第一子となる長女の出産を機に離職し、現在は子育てを中心にしながら、起業に向け準備中。
目指すは開業!
そのためにも保育園を見つけたい。
「保育園に入れよう。」
そう決めたのは入園が決まる2ヶ月前のこと。
先輩ママから「富山市内は保育園に全然入れない!」という噂を耳にし、焦って保活を開始したそう。
とは言え、何からどうしていいのか分からない!
市役所のホームページを見ても、隙間時間にスマホで見るにはなかなかの見づらさ。
当時はフリーランスで月に数回働く程度。
フルタイムで働くママでさえ入れないのに、私のようなパターンは不可能だ、と認可保育は諦めることを決意。
たまたま同時期に認可外保育園が開園したことを知り、すぐさま問い合わせることに。
…が、1度目は受け入れ不可。
ただ順番待ち1番目ということで、受け入れ可能になることに望みをかけたそう。
そして、そのとき初めて、入園には『保育認定証』がいることを知ります。
保育認定証とは?
「保育認定証」というのは、いわゆる【1号認定】【2号認定】【3号認定】のことですが、カナさんのように、現在フリーランスの場合、保育対象である証明として認定がいるわけです。
ちなみに、1号認定・2号認定は満3歳以上が対象。
- 1号認定は…
保護者が働いている働いていないは関係なく満3歳以上なら対象となります。 - 2号認定は…
保育が必要な家庭環境(共働きなど)の子どもたちで、1号と異なり、保育の時間が長くなります。 - 3号認定は…
保育が必要な満3歳未満が対象です。
カナさんのお子さんは満3歳未満。
つまり、これからフリーランスとして、開業していくためにも3号認定が必要なのです。
いざ、保育認定証をもらいに市役所へ。
まだ開業届も出してない。
大きな収入があるわけでもない段階で、保育認定証とやらをもらえるものなのか、カナさんは緊張しながら市役所へ向かったそうです。
今までの実績や今後の計画を担当者に伝えたところ、「はい、わかりました」と難なく認定証をゲット!
あまりに簡単で拍子抜けするほどだったそうです(笑)
認可外保育園特有の段取りのようにも感じますが、保育認定証をもらえるだけで、保育園入園が近づいたような気になれますよね。
ちなみに、開業だけでなく、就活・通学などで保育が必要な場合にも、この保育認定証をもらうことが可能です。
これは奇跡?運命?
保育園に空きが!
保育認定証はゲットできたものの、空きが出なければ預けられない状況だったカナさんに奇跡が起きます。
それが「10月で退園する方がいらっしゃいますので、まだ保育園を探しておられるなら11月からなら受け入れできますよ」という連絡。
もちろん答えは間髪入れずに「お願いします!!」。
こうして偶然も重なり、カナさんは無事に入園にたどり着けたのです。
保育園探しは情報戦。
とは言え、ネット上ではなかなか情報は集めづらいのが現状。
幼稚園、保育園、認可こども園、認可外保育園などいろんな選択肢がある中、取捨選択しながらも、あとはアナログな手法であちこち足を運んだ賜物が今回の成功要因だったのかもしれませんね。
※当記事はあくまでも一例です。このやり方が必ずしもうまくいくとは限りません。ただ、先輩ママの成功事例を知ることで、手段や選択肢が増え、悩みが少しでも早く解消されることを願っています。