ママスキーの大人気企画「男性育休パパインタビュー」。
今回は、長男の新生児期に男性育休制度を利用したパパにインタビューをしました!
- 育休を取得することを、いつ会社に伝えたか
- 夫婦で決めた役割分担
など、貴重な体験談をお話していただきましたよ。
※当記事に公開する写真・イラストはイメージです。
今回のパパ★
MKさん
パパ、ママ、長女5歳、長男2ヶ月の4人暮らし。
長男の出産のタイミングで、2回に分けて育休を取得。
- 育休取得期間:2023年2月14日~28日/2023年3月24日~31日
育休を取得しようと思ったきっかけはありますか?
長男の妊娠期間中、妻の状態を理解できておらず、喧嘩になることがよくありました。しかし、妻と話し合いをする中で、妊娠中の体の変化やホルモンバランスの乱れによる「妊婦さんの状態・感情」を理解し、産後はうつ病気を発症しやすいこと、体の回復が重要といったことを改めて認識することができました。
また、長女は里帰り出産でしたが、長男の出産後は自宅で育児をすることになっていました。そのため妻のサポートが必要だと感じたことが、育休を取得しようと思ったきっかけです。
妻の置かれている状況が分かった後は、喧嘩の回数もかなり減りましたね。
産後パパ育休制度が始まり、以前より育休をとりやすい環境になったことも、育休を取得する後押しになりました。
育休の取得について、いつ会社に話しましたか?
また、スムーズに育休に入れるよう工夫した点はありますか?
会社には、出産予定日の約5ヶ月前に相談しました。
周りの人には、育休の取得を快く受け入れてもらえたので、安心しましたね。
自分としては、育休取得のために仕事のバックアップ体制を築くように意識しました。例えば、チーム全体に対して自分の業務理解を深めてもらったり、各業務にサブ担当を配置したりすることで「自分だけが知っている仕事」をなくすなどです。そうすることで、安心して育休に入れる環境となったと思います。
また、実は出産予定日の1.5ヶ月前に社内人事があり組織改変が行われたのですが、事前に整理していたおかげで結果的にはスムーズに引き継ぎを行うことができました。
育休中はどう過ごされていましたか?
妻は母乳での授乳をおこない、それ以外の家事育児は私がサポートすることにしていました。授乳が終わった後は私が寝かしつけを行い、妻には少しでも身体の回復に努めてもらっていました。
また、日中はあえて子供とママの距離をとり、気分転換ができるように心がけました。長女は聞き分けが良く「お姉ちゃんなった姿を見せたい!」という一方で、まだまだ甘えたい盛りなので、定期的に親子2人または3人だけの時間を作り、遊んだりしましたね。
他にも、アプリを用いてオムツ交換や授乳の記録をしていたので、夫婦で子供の状況を共有、理解することができました。その経験あってか、育休を明けた今でも主体的に育児に取り組めていると感じています。
育休中は仕事のことが気になることもありましたが、スラックやメールチェックのみ携帯で行い、頭は完全に育休モードに入っていました。育休中に資格取得などのスキルアップも考えていましたが、実際産後1ヶ月間は忙しく、それどころではなかったですね(笑)。
これから育休の取得を考えている方に
メッセージを頂きました!
短い期間ですが、育休を取得できて本当に良かったと思います。
子育てはずっと続くものですが、新生児という限られた期間に一緒にいることが出来たのは代え難い経験です。
また、お産直後の妻の心と体の回復の重要性を認識し、長女のケアや家事全般のことを考えると育休があって良かったと感じています。
育休中は間違いなく体力が必要で、自分の体調管理も大事になります。また事前の社内外での調整も必要です。これらは仕事においても必要な能力ですし、育休の取得はプラスになることも多いと感じます。
これから育休を取得しようか悩んでいる方は、ぜひ仕事との折り合いをうまくつけて、家事育児にコミットされることをおすすめします!
取材にご協力いただきありがとうございました。
インタビュー記事を参考に、「男性育休」を検討するきっかけや夫婦で話し合うヒントになると幸いです。