ママスキー新連載「男性育休パパインタビュー」。
当記事では男性育休制度の必要性の理解を広めるために、実際に取得経験のあるパパにインタビューを実施するものです!
- 男性育休って実際どうなの?
- みんなは取得してるの?期間は?
など、経験者に詳しく聞いていきます。
※当記事に公開する写真・イラストはイメージです。
今回のパパ★
ニシツノメドリさん
パパ、ママ、長女4歳、長男5ヶ月の4人暮らし。長男の出産のタイミングで育休を取得。
- 育休取得期間:3ヶ月
2022年11月4日〜2023年2月4日
育休を取得したいと思った
きっかけや理由を聞いてみました。
長女を誕生するタイミングとほとんど同じ時期に、地方への移住を行いました。
長女が生まれる時は、私と妻の実家がある神奈川県で出産し、両親のサポートを得ながら過ごすことができました。
しかし、長男が生まれる時はコロナ真っただ中での出産となり、里帰りすることが難しい状況でした。そのため、長女の時のような両親のサポートを得た育児は不可能であると判断したことから、私が育児休業を取得して乗り切れないか検討したのがきっかけです。
ちょうど、世の中の動きでも男性の育児休業について法改正があったことも後押しになったこともあり、取得を決意することができました。
社内での男性育休取得者 第1号に。
上司や社内ではどのような反応だったのでしょうか?
私の職場は、まだ男性の育休を取った人間がおらず、自分が男性育休第1号でした。
もともと、子育て応援企業として自治体に登録している会社だったので、上司からも問題なく「好意的」に受け取ってもらうことができて安心しました。
社内の環境としても、法改正に合わせて育児休職や介護休暇の制度について、就業規則の見直しと社員への説明会も開催されていたので、私の取得で男性側の育児休職への理解や注目も高まったのではないかと思います。
育休期間の過ごし方は?
我が家の場合は、まず私がどうしてもできないこと以外の家事を引き受けていました。
普段から家事の分担はしていたのですが、食事に関しては朝食・昼食・夕食と三食すべての献立を考えて作ることは、とても大変でした。
私の周りでは、男性の育児休業に否定的な意見を言う人はいなかったため、逆に「良い時代になったね~」と羨ましがられることが多かった印象です。
ただ、世の中の男性に伝えたいのは「育児休職は会社に行かないというだけで、決して妻が1日休んでゴロゴロしているのではない」ということは、この男性の育児休業を経験して痛感したことです。
これから取得を検討する方へ
メッセージを頂きました。
毎日、子どもと接することでわずかな成長にも気が付くようになりました。これはずっと子どもと関わっているから気が付くことができたメリットだと感じます。そのため、親子はもちもんのこと、大変な時期を共有し一緒に経験したことによって夫婦の絆も深まると思います。
取得可能な環境の人は積極的に取得することを強くおすすめします!
ただ、育児休職手当の入金自体は最低でも2ヶ月かかるので、企業ごとに変わるとは思いますが、給与の支払いタイミングによっては4ヶ月くらいは無収入となるのを覚悟しておいたほう良いと思います。
ローンの支払いや口座の引き落としなど、通常通りにはいかないことは注意して備えてくださいね。
取材にご協力いただきありがとうございました。
インタビュー記事を参考に、「男性育休」を検討するきっかけや夫婦で話し合うヒントになると幸いです。