ママスキー新連載「男性育休パパインタビュー」。
当記事では男性育休制度の必要性の理解を広めるために、実際に取得経験のあるパパにインタビューを実施するものです!
- 男性育休って実際どうなの?
- みんなは取得してるの?期間は?
など、経験者に詳しく聞いていきます。
※当記事に公開する写真・イラストはイメージです。
今回のパパ★
Y.Hさん
パパ、ママ、長男4歳、長女10ヶ月の4人暮らし。第二子の出産のタイミングで育休を取得。
- 育休取得期間:3週間
2022年11月1日〜11月23日
育休を取得したいと思った
きっかけや理由は何でしたか?
息子が赤ちゃんの頃は単身赴任をしていたので、子どもと触れ合う時間がほとんどありませんでした。
特に産まれたばかりの頃は仕事が忙しく、入院中もほとんどお見舞いに行けなかったんです。単身赴任が終わり、一緒に住み始めた頃には息子はもう走り回れるほどに大きくなっていました。
週末に時々会いに行ってはいましたが、初めての子で育て方や接し方がわからず、戸惑うことが多くて…今思うと、親としての自覚も足りていなかったと思います。妻にもよく怒られていましたね。
その後、自宅から通勤できるようになり、比較的休みを取りやすい部署に異動になりました。
なので次の子の時にはしっかり育児休暇を取得しよう!と最初から決めていました。
男性育休を取得したいと会社に伝えた際の反応やエピソードを教えてください。
職場では男性の育児休暇を積極的に推奨していて、2人目を妊娠した時点で『いつからとりたいか?』と会社側から打診されました。
その際担当者から育児休業給付金等の説明も詳しくしていただいたので、安心して育児休暇を取ることができました。
また、長女は妻のお腹の中で途中、成長が止まってしまい、外で育ててあげた方がいいという医師の判断で予定日よりも1ヶ月半ほど早く産まれてきました。
そのため妻は予定よりも早くから長い間入院することになってしまったんです。
私が長男の送迎対応含めた育児をしなくてはいけないので、時間休を取得する必要がありましたが、その時も担当者から各種手続きや、使える休暇の種類等の説明があり、とても助かりました。
育休期間の過ごし方はいかがでしたか?
特に決めてはなかったのですが、息子は妻の担当、娘は僕の担当という感じに自然となっていきましたね。
息子はママっ子でママじゃないと嫌!と言うことがよくあるので…
娘は完全ミルク育児で授乳の必要がなかったので、夜も僕が娘と別の部屋で寝て、夜泣きの対応をしていました。ミルクで育っているせいか、何度も夜中に起きてしまうことや、夜泣きで全然寝れない!ということはそこまでありませんでしたが、毎朝5時半には起きるのでそこが少し辛かったです。
日中は家事をし、夜中に起きてミルクやオムツ替えをし…息子の時にはできなかった経験がたくさんできました。
これから取得を検討する方へ
メッセージを頂きました。
娘は産まれてすぐにNICUに入ってしまいました。
なので初めて抱っこできたのは産まれて2週間ほど経ってからでした。
初めて抱っこした時は900gほどだった娘が今では8kgを超え、あっという間に大きくなってくれました!日々大きくなっていく姿を見て、新生児の成長は一瞬なんだと実感しました。
僕が取得したのはたった3週間ほどでしたが、とても幸せな時間だったと思います。
息子の時には出来なかった事がたくさんでき、親としても成長できたように感じます。
新生児期に長く触れ合う事により親になりきれないパパは減るんじゃないかと思うほどです。
育休を取って新生児期のママの負担を少しでも理解する事により、家族愛が深まるな~とも感じています。
あと家にずっといた事により、息子が帰ってくるとすぐに部屋が散らかるというのも実感しました(笑)
まだまだ職種や職場の雰囲気で育児休暇を取りづらい方も多いかもしれませんが、取れるのであれば短期間でも取得した方がいい!と胸を張って言えますね。
取材にご協力いただきありがとうございました。
インタビュー記事を参考に、「男性育休」を検討するきっかけや夫婦で話し合うヒントになると幸いです。