「そろそろ働こうかな?」
「働き方見直してみようかな?」

と思っているママ・パパが気になるアレコレを、社会保険労務士の渋谷恵美さんに、分かりやすくまとめてコラムにしていただいている【働くママ・パパのお役立ち情報】!

このコラムを読んで、多くのママ・パパ達の役に立てば嬉しいです!

それでは早速ご覧ください…♡

こんにちは。
社会保険労務士の渋谷恵美です。

  • もうそろそろ子どもが1歳になるけれど、もう少し育児休業を延長したいなぁ。
  • ネットで「入園申し込みをして落選したら、最長2歳まで育児休業が延長できるらしい」ってあった。
  • そうすると、国からの育児休業給付金も延長してもらえるみたい。
  • とりあえず入園申し込みだけ出してみようっと…

こんな話、聞いたことありませんか?

 

でも、ちょっと待って!
実は令和7年4月から、育児休業給付(育休手当)の期間延長の審査を厳格化することになっているんですよ!

 

厳格化…。
これって一体今と何が変わるのでしょうか?

そこで今回は、この育児休業給付金の支給延長の厳格化と、その他の対応について紹介していきたいと思います!

 

 

育児休業給付金の延長
ってどんな制度?

育児休業は、原則、子どもが1歳になるまでの間取得できます。

国(雇用保険)からの育児休業給付金もその期間に合わせて支給されます。

しかし、子どもが1歳になる時点で保育園の申し込みに落選し、子どもを入園させられず復帰ができない場合は、例外的な措置として、子どもが1歳6か月になるまで(さらに入園ができない場合は最大2歳まで)育児休業を延長することができます。

育児休業給付金も、保育園の落選を示す書類(不承諾通知書等)を提出することで、受給延長することが可能となります。

 

 

 

令和7年からはどうなるの?

育児休業給付金の受給を延長する際に、保育園の落選を示す書類以外にも

  • 本人が記載する申告書
  • 保育園等の利用申込書のコピー

などを提出することになります。

 

例えば、自宅や勤務地から30分以上かかる保育園にしか申し込みをしていない、申し込みの際に入園保留(待機)になることを希望していない場合は要注意。

理由によっては育児休業給付金の受給延長が認められない可能性があります。

つまり、本当にその保育園等に入園する意思があったのかどうか、はじめから落選を狙っての申し込みではないかなどについて、今以上に厳しく確認されるわけなんです。

審査の厳格化の話を聞いて、少し不安に思うパパ・ママもいるかもしません。

しかし、一方で、「仕事と育児の両立」についてのサポートは手厚くなることが予定されているんですよ!

 

 

 

パパの育休取得や
復帰後の補助は手厚くなる!

例えば、パパとママの両方が出産後8週間以内に14日以上の育休を取得した場合には、28日間を限度に育児休業給付金にプラスして「出生後休業支援給付」が受給できるようになります。
これによってこの期間中は、ざっくり給与額の80%(手取りで100%相当)が支給されることとなるんです!

また、復帰後に時短勤務となった場合、子どもが2歳になるまでの間は時短勤務中に支払われた給与額の10%が「育児時短就業給付」として支給されます。

時短勤務になっても支給が受けられれば、収入の心配が少し減りそうですよね。
これらの改正は令和7年を予定されています。

前回の記事でも紹介しているので、こちらもご覧ください!

 

育休手当が増える!?時短勤務にも手当が出る?
育児制度の見直し案が発表されました!

↓記事はコチラ↓
https://mamasky.jp/columns/post/6333

 

 

10月からは
児童手当の拡充も始まります!

こちらもうれしい改正です。

現在、児童手当として2歳児までは月15,000円、3歳児~中学生には月10,000円が支給されています。

また、第3子以降が3歳児~小学生の間は児童手当の額が月15,000円に増額されて支給されます。

今年の10月分からは、今までは支給対象とされていなかった高校生まで支給を拡大、第3子以降については0歳児~高校生の間で支給額を月30,000円にまで増額する見込みとなっています。

また、現在はパパ・ママの所得額が高いと児童手当は受給できませんが、10月からはこの所得要件も撤廃される予定です。

ちなみに、実際の支給は2024年12月以降となる予定です。

 

 

 

広がる両立の輪

このように、国でもパパやママが育児と仕事の両立が図れるよう、現在様々な制度改正の話し合いが行われています。

また、各企業単位でも、独自の育児制度の創設や、男性育休取得の促進、在宅ワークの環境整備など、両立に向けた取り組みを進めている姿が目立ってきています。

 

「育児休業給付金の延長の厳格化」の話だけで見ると、パパやママも少しマイナスに感じられたかもしれません。

ですが、延長ができなくても、パパ・ママたちがちゃんと安心して育児ができるよう、世の中も変わってきています。

 

ぜひ、変化を上手に活用して、自分の思いにあった両立の形を探してみてくださいね♪


■渋谷恵美氏 プロフィール

2児のママ。社会保険労務士。
働くことのプロとして、企業の労務管理のサポート、相談、指導、アドバイス等を行っています。その傍ら、働くママに向けて知って得する情報をInstagramにて配信中。

 

Instagram @workingmom_my

□HP:https://toyama.tw/

 

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