「ママ・パパの本音を富山県へ届けよう」を合言葉に企画をした《ママとパパの本音会議》。
子育て世代から見て感じる「もっとこうしたら富山の子育て環境はよくなるのに」という願いをもっと表面化させたい―。そのために不定期にオンライン上で意見交換を実施しています。
この企画の目指すゴールは
- ママ・パパの経験を元に、より良いアイディアを出し合い
- 富山県や関係機関へ届けることで
- 少しでもそのアイディアを政策に取り入れてもらうこと
このレポート記事では当日話題に挙がったエピソードを元にしたアイディアを共有しています。ほんの一部だけを公開しているので、気になった!という方は是非次回参加してみてくださいね。
当日挙がった意見の一部をそのまま脚色せず箇条書きで紹介しています。
良い・悪いではなく、様々な意見があるということに理解頂き、また自身はどう考えるのかについて向き合う機会にしていただけると嬉しいです。
- おむつ替えのスペースは様々な施設にあるけれど、ママの気持ちを分かってくれていない。付いていればOKなわけではないので、替えづらいと感じることも多い。取り付ける方は、その設置位置についても理解があると嬉しい。
- 小学生に進学した際に、小学校生活のリズムを作るのが大変。特に自主学習は親の負担が大きく感じる。
- ペーパーレスの時代なのに学校からは大量のプリントが配られてくる。メールアドレスも登録しているし、タブレットも配布されているので、活用してほしい。
- 3ヶ月検診の非効率さを感じる。病院の先生が来れる時間帯が13:00頃に限られることは理解できるが、その時間帯は子どもがお昼寝で機嫌が一番悪い。集団でやる必要性はあるのだろうか。
- 少子化で保育園に空きが出てきているとニュースになったが、人気の保育園は今も希望園には入れていない実情がある。
- 将来通わせたい小学校の近く…なども考えて保育園の計画を立てている。私は子ども2人とも希望園に入れて、保活は成功したと思うが、友人などで7月入園狙いの場合は保活に苦戦している印象が強い。富山市だけでなく、高岡市でも同様だと聞いている。
- 希望園には入れなかった時に「ここなら入れますよ」と案内された園の対応がひどかった。例えば、園での活動や給食での様子を教えてもらえない園だった。「やっぱり希望するところに入れるまで頑張れば良かった」と思ったが、自主都合の転園は減点扱いで転園は難しそう。
- 保活時の点数はもっと簡単に判定できるようにしてほしい。(資料が見づらすぎる。)
- 市町村によって、保活のタイミングが違う。特に、富山市の入園の手続きに関しては結果が来るのがギリギリで、落ちた場合に仕事復帰のタイミング調整など苦労した。そのときは復帰予定2週間前の通知だった。
- 不承諾通知のショックが大きい。
- 第1子ママの悩みも最近は保活に関することが多い。ただ一方で、「待機児童ゼロ」と言われているから余裕だと思っているママも多い。
- MY保育園との連携も不足している。
参加者からのアイディア
保活は社会復帰に合わせて動きだすのではなく、妊婦期もしくは生後まもない時期から、保育園の予約ができるようになればいいのではないのか?
- 産後の手続きが大変すぎる。市役所に出向かなくてはいけないことが多く、産後の母体には負荷が大きい。
- 祖父母のサポートがあるのが当たり前だと思って制度を作っている感じがする。県外出身者の場合、祖父母のサポートがないので納得できない。移住者を増やしたいなら、その感覚はやめて欲しい。誰でも平等に適応できる制度にしてほしい。
- 3人目以降のお得情報みたいなやつがたくさんあるけど、手続きが面倒すぎる。お得になる金額に対し、手続きにかかる時間を時給換算して考えると手続きの方が時間の無駄に感じる。
お金を払うときばっかり、一方的に請求書が届くのに、もらうときは申請の手間が多いのは何故?請求書が出せるということは個人情報は把握してるはず。 - 平日しか手続きできない制度が多いので、共働きだとそれを対応するのも大変。
参加者からのアイディア
産後の手続きは本当に大変なので、病院内に市役所の分署(支所)があると嬉しい。産後の手続きだけでなく、通院している高齢者にとっても助かるのではないか。
- (パパからの意見)妻が出産した際に、育休は取れなかったものの、約半年の在宅勤務を実施し、子育てしつつ…の生活をした経験がある。2人で子育てする方が協力し合えることも多いので、男性育休は浸透してほしい。
- 企業側に働き方の柔軟性がないと、子育てに限らず様々なライフステージに合わせて働き続けることはそもそも難しい。富山の企業にはもっと働き方の柔軟性を高めて欲しい。
- 仕事柄、テレワークで働くことは難しい。夫には育休取得を勧めてみたものの「取れるわけない」と言われて、申請するまでにも至らなかった。ただ、子どもが病気になったときに取得できる看護休暇は取りやすくなっている。嬉しい気持ちはあるが、本音ではそれ以上を求めたい。
- 女性活躍について思うこととして、女性活躍=女性管理職ではないと思う。女性は管理職にならないと活躍と評価されないのか?
イクメンという言葉がどれだけあっても、どうしても家事育児が苦手な男性がいると思うし、女性でもバリバリ働きたい人もいれば、そうじゃない人もいる。イクメンが素晴らしい、女性活躍が素晴らしいと言われるのはきついと感じる。
いかがでしたか?
それぞれの置かれた立ち位置から見れば、また全く異なる意見が挙がったりもすると思います。冒頭にも書いたように、これが正しい・間違っているということではなく、様々な意見に耳を傾け、自分の意見を持つことが大切かなと思っています。
是非「私にも意見がある」「僕にもアイディアがある」ということがあれば、次回の【ママとパパの本音会議】に参加してみてくださいね♡