8月24日(木)、晴天。
第6回となった歯の相談会が開催されました。今回は早い段階で満席になって、過去最多子ども人数だったので、にぎやかな会となりました!
私(ドイ)は、今回も合わせると6回歯にまつわる話を聞いているわけなのに、毎度毎度ハッとさせられることがあって、こういう話は繰り返し聞いたり、思い返したりすることが大切だなぁと感じてます。
今回は夏休み期間でもあったこともあり、いつもより大きなお子さんを持つママさんの参加が多かったかなと思いました。皆さんの悩み事はこちら。
□歯磨きのコツが知りたい
□おしゃぶりの上手な取り入れ方、使う期間
□受け口になってきている気がする…
□歯ぎしり、食いしばりしてるんです
□生え始めたばかりの歯のケアの仕方
□フッ素ってした方がいい?
□口がぽかーんと空いてる
これを読んでる皆さんも「あ!うちの子も」という共通の悩みがあったりしませんか?
歯磨きのコツ、生え始めの歯のケア
「歯の治療って好きですか」と問われたら、首を横に振るのが多いのではないでしょうか?
それは何故か。それって何されてるかよくわからないから…だったりしませんか?あの耳に付くキーンという機械音や歯に伝わる振動がどんな道具で何されてるか分からないから大人も歯の治療が苦手だったりするんですよね。
子ども達にとっての「歯磨き」はそれとどこか近いものがあるのかもしれません。
ということで、この相談会では毎回、虫歯菌を染めだしにより見えるようにして、さらには顕微鏡に映し出して見て、その上で、子ども達にママの歯を磨いてもらう、という時間を設けています。
汚れが見えるので、子ども達も歯磨きに真剣顔。
ママがいつも何してるか分かってもらえたら、きっと子どもの歯磨きもスムーズにいくはずですよ♡
ちなみに、生え始めたばかりの歯のケアは一般的に言われるような柔らかいガーゼで拭いたりする感じでOK!口の中にモノを入れるということの抵抗感を下げて上げられれば、そのあとの歯磨きもスムーズに進められるのかも。
歯並びは遺伝しない
歯並びは子どもが自ら作り上げるもの
受け口、口がポカーンと開いてる、歯ぎしり・食いしばりなどは全て歯並びに関連したこと。
今回参加していたママからも歯並びを心配する声が多く寄せられました。
歯並びはどうやって決まるのか。
これは舌と頬の筋肉によって歯の並ぶ位置が決まるのです。
ではどうやって、筋肉をつけるのか。
第1ステップは「ちゃんと口を閉じていられること」。口を閉じているというのはそれだけで筋肉を使っているのだそう。その点でもおしゃぶりが有効的です!おしゃぶりが口の中にあるときは当然口は閉じた状態になりますし、加えて”吸う”動作が加われば尚のこと筋肉を育ててくれるのです。さらにさらに、口を閉じて鼻呼吸を身につけることで、ウイルスの感染を防いだりする効果も期待できるというから、鼻呼吸は是非小さいうちに身に付けておきたいですよね。
ちなみに、おしゃぶりは”指しゃぶり”でもOK。ただし、人差し指や中指で下の歯にひっかけているようなタイプは受け口になってしまうので要注意。ベストは親指で上顎を押し上げているようなスタイル。
おしゃぶりは出っ歯の原因になるのでは?という話しも耳にしますが、3~4歳くらいまでに卒業してあげれば、歯は正しい位置に並ぶので心配ないそうですよ。これも口周りの筋肉がきちんと育っているからですね!
虫歯にさせたくない!
それなら菌の質を変えよう
中央歯科医院さんでの歯の相談会の醍醐味と言えば、県内のお菓子職人さんとコラボして作られる「おやつタイム」♡今回は氷見市のパティスリーシュンさんによる”パートドフリュイ”と、以前大好評だったチョコレートが出てきました!このお菓子、食べると虫歯予防になるんです!菌の質が良くなるんです!!
虫歯菌というのは糖分が大好き!菌が糖分を食べて、そのあとに出す酸によって虫歯になるのですが、このお菓子にはその糖分が含まれていないのです。といっても食べると甘くておいしいんですよ。甘味料として使われているのは「キシリトール」なのです。
虫歯菌はキシリトールを糖分もして食べるのですが、キシリトールは菌にとって栄養にならず、弱っていきます。つまり、キシリトールを食べれば食べるほど、菌の数は減るということ。
冒頭の悩みにも挙がっていた「フッ素」も虫歯予防には絶大な効果を持っています。フッ素については色々誤解も多いので「フッ化物」という評判に統一して下さい。フッ化物が果たす役割は再石灰化を促してくれたり、 歯の質を強化してくれたり…虫歯予防にはなくてはならない存在です。
フッ素って身体に悪いのでは・・・?という記事も目にしたことありますが、これは「大量」に接種した場合に限ったこと。それでも、どうしても抵抗がある場合は、キシリトールを取り入れてみるといいかもですね!(キシリトール100%タブレットが取り入れやすくてオススメ)
と、ここまで歯にまつわることを総まとめとしてレポートしましたが、一気に全部をしようとするのは難しくないですか?歯磨きは子どもに一度させてみて、口の筋トレして、キシリトールかフッ素して…って結構大変。そんなことを考えているとママ衛生士の池原さんが「いきなり全部使用したり、あれダメ・これダメというのはママも辛くなっちゃいますよね。私も衛生士をしながらも全てを完璧に、というのは難しいなぁと思ってます。だから自分がストレスにならない範囲から、そして私も一緒に予防することを大切にしていますよ。」と話してくれました。
親子で一緒に、歯に良い環境づくりを考える。
一緒に歯磨きしあいっこしたり、口を閉じたり、舌を鍛えてみたり(小顔になりそうw)、ご褒美にキシリトールのタブレットを取り入れたり♡一緒にすればきっと楽しい!
そんな気がしませんか?
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