5月25日、木曜日。すっかり夏を感じる陽気になってきたこの頃。「現役ママ歯科衛生士に訊く、子どもの歯の相談会」の第5弾を開催しました。今回もテーマは「歯磨き」。
急なキャンセルもあって、2組様での開催でしたが、その分いつも以上にたっぷりと個人個人の方のお悩みについてお話できましたよ。
今回のお悩みとして挙がったのは
□ 口がぽかーんと開いてることが多いんです。
□ 舌を噛んで寝てるかも。
□ 受け口気味になっていないか。
□ フッ素ってすべき?
□ 母子感染
と複数ありました。そんな中最初に歯科衛生士の池原さんが問いかけたのは
「皆さん、自分のお口に自身ってありますか・・・?」
というもの。一瞬にして「ないーっ!」っていう空気感に。
「そうですよね。きっとご自身のお口に自信がないからこそ、”子どものことだけはなんとかしてあげなくっちゃ”と必死になったりしますよね。」と言われ、一同納得。
『でも、実際子どもだけでもなんとかしよう!というのは上手くいかないケースが多いんです。だから”子どもだけ”でなく”親子一緒に”を意識してくださいね。』
このあと参考に教えてくれたデータによると、ママ自身がちゃんと自分のお口を「ケアしている」「ケアしていない」では子どもの虫歯感染率が2倍も差が出てくるそうです。ひゃーーーーッ(汗)
ここで是非おすすめしたいケアの仕方が「デンタルフロス」なのだそう。つまり糸ようじですね。これも子どもだけに取り入れるのでなく、家族も一緒に取り入れることをお忘れなく!
「歯と歯の間全部にするの??」と不安に感じたママは、まず磨き残しになりやすい奥歯からフロスを使ってみることとオススメなんだそうですよ。
さらにデンタルフロスの魅力は「ちゃんと汚れが見えること」にもあるのだそう。
子ども達に「歯をキレイにしようね」「虫歯菌がいるよ」なんて言っても実際なかなか実感のわかないもの。デンタルフロスで丁寧に歯垢・プラークを取り除くことで、汚れを見せてあげるのもオススメです。
この日も毎度おなじみの顕微鏡で虫歯菌を見ました。何度見ても衝撃です。写真では分かりにくいですが、これ実際は動いてるんですよ。ゾッとします・・・。
染め出しもしていたので、染め出し後は子ども達がママのお口を磨いてくれました!
歯磨きの抵抗をなくすには、まず「歯磨きってどんなことするのか」を子どもたちに体感させてあげるのがお勧めです。
「僕が磨いてあげるよ」って一生懸命な姿を見せてくれました♡
ちなみに、産まれたときのお口は「無菌状態」です。いつから菌が発生するのか。それは歯が生え始める6か月ごろからなのだそう。そして、特に菌が感染しやすいのは「感染の窓」と呼ばれる生後19か月~31か月の頃。この時期、特にお子さんへの感染への配慮が必要です。まずは「感染」。そして「定着」です。この定着は「お口の環境」によって抑えることができるのだそう。
だから母子感染にびくびくするよりも、ちゃんと環境を整えることを意識するといいのかもですね。この環境というのが毎度話題になる「時間」です。
虫歯は4つの要素が揃わないとなりえません。
「歯」「細菌」「糖分」「時間」
食後お口の中の唾液は中性から酸性へと変化しますが、これは時間が経つにつれて元に戻ります。この元に戻す時間をちゃんととれるかどうかが重要なわけです。
学びが多くて、ママたちのメモもぎっしり!
さて、お待ちかねのスイーツタイム。
今回のスイーツはmamaskyでもおなじみの「ユース丸」さんとのコラボでした。
キシリトールを使ったシュークリームです。※注:非売品
めっちゃおいしかったです!是非商品化してほしい一品でした♡
次回の「現役ママ歯科衛生士に訊く、子どもの歯の相談会 vol.6」は2017年8月24日(木)開催。
参加申し込みは、http://mamasky.jp/item/129/informationへ。